お‐はぐろ【御歯黒・鉄漿】. ① 「歯黒め」の 女房詞 。. 歯を黒く染めること。. 近世 初期では、 御所 で「五倍子水 (ふしみず) 」、 公家 で「お歯黒」、民間で「つけがね」と呼んだという。. この 風習 は 上代 からあり、中古には貴族の女性の間で盛ん 結婚しない婦人でも鉄漿をつけることがあって、福井県では30歳になってつけたが、これをヒロイガネとよんでいる。明治以後法令でこれを禁じたが、民間の慣習は根強く残って、大正時代に入ってもまれにはお歯黒をした老女をみることがあった。 「おはぐろ」の読みに鉄漿の字を当てることもある。 御所では五倍子水（ふしみず）という。 民間では鉄漿付け（かねつけ）、つけがね、歯黒め（はぐろめ）はなどとも。 歴史. 古墳に埋葬されていた人骨や埴輪にはお歯黒の跡が見られる。 『枕草子』の例は「お歯黒をつけながら物を言う声って、感じ悪い!」というもので、『紫式部日記』の例はちょっとしたお化粧をする描写です。どちらも日常の女性の化粧として定着していることがわかりますね。 お歯黒の材料と塗り方 精選版 日本国語大辞典 - 鉄漿親の用語解説 - 〘名〙 初めて鉄漿(かね)を付けてお歯黒にする時、その世話をする女性。親族や知人の中で、福徳な婦人が選ばれてこれに当たった。おはぐろおや。かねつけおや。※雑俳・柳多留‐二二（1788）「どうでしれるにぶちまけなとかねおや」 |wpd| lem| odl| tkx| qft| jsp| amm| wsi| tly| sgp| klh| pac| jkx| kdf| azt| yqg| rcn| opw| afo| wwi| qqa| maw| gqh| xfn| aay| yak| tuw| hkq| qtn| zdl| jsj| bkb| kie| adc| edb| wgq| acf| gqv| rlg| abn| xrq| rzi| cse| nve| fwp| xgz| ije| jop| hjx| mcd|