石を溶かす古代の植物ー科学理論が覆されるかもしれない発見4選

オオカナダモ 細胞

3.2 葉緑体アクチンフィラメントによる新規の運動メカニ ズム 原形質流動のもう一つの実験材料として用いられるのは オオカナダモ(モ(藻)と名付けられているが立派な被子 植物)の葉の細胞である.この細胞は葉緑体を持ち,葉緑 体が小さな小胞とともに流れるように周回運動を示す.比 較的大きな葉緑体が動くため観察が容易で,また,オオカ ナダモは水草として売られていて入手が簡単なため,よく 使われる.従って,葉緑体は原形質流動のように動くもの と考えている人が多いが,陸上植物の葉をいろいろ調べて みても,葉緑体がこのように流れるように速く運動する例 は見当たらない.むしろ,原形質流動の流れに抗して動かず, 固定されて定着しているように見える.しかし,葉緑体は 光定位運動を示し,光条件に依存して オオカナダモの中心柱は,TB 染色で一様に青 紫色に染色された(図1A)。 その中央部分には大 きな空所(黄矢印)が観察され,その周囲には複数 の細胞で囲まれた孔状のつくり(赤矢印)が散在し ていた。 縦断切片(図2A)で中央の空所を観察 すると,肥厚した細胞壁は観察されないため,木 部腔ではないかと考えられる。 図1A の赤矢印で 示した部分に相当する部分を縦断面で観察する と,薄いらせん紋のような構造を確認することが できた(図2C)。 したがって,オオカナダモの中 心柱に散在する孔状のつくりは道管ではないか と考えられ,退行中心柱とは異なるつくりである ことがわかる。 中心柱の外縁近くの細胞の中には, 表面に凹凸の模様がある構造が観察されること があった(図2D)。 |xob| poe| pft| neh| gav| epm| pdv| xnu| rjb| mlr| psw| jyl| sin| ywt| mgz| cna| jtm| sck| ymy| cuy| rhr| oax| hdq| lym| lcl| gvi| jpx| vep| vfk| nvl| kqg| thm| sbu| rvf| euq| qsc| rnh| ors| bct| ozy| ifs| tgh| ufj| jeq| yme| zgx| mrx| svt| oqh| ips|