【2-08】水蒸気改質とは

水素 水蒸気 改 質

日本大百科全書 (ニッポニカ) - 水蒸気改質法の用語解説 - 炭化水素と水蒸気を触媒の存在下高温で反応させ、水素あるいは合成ガス(一酸化炭素と水素の混合ガス)を製造する方法。 水蒸気変成法ともいう。 原料はおもにメタン、液化石油ガス(LPG)、ナフサなどの軽質炭化水素で、前処理として脱硫を行っ ※2: P2Gシステムとは、再生可能エネルギー等由来の電力を活用し水の電気分解から水素を製造する技術であり、カーボンニュートラル社会の実現に向け、再生可能エネルギーの導入拡大と温室効果ガスの削減において、世界的に期待さ 水素は次世代のクリーンなエネルギーキャリアとして期待されていますが、現在主流の水素製造法である化石燃料の水蒸気改質では、温室効果ガスの二酸化炭素が排出されるという問題があります。 そのため温室効果ガス排出ゼロの水素製造法として、複数の化学反応を組み合わせることで、水の直接分解温度(約4000 ℃)よりも遥かに低温で水を熱分解する熱化学法が注目されています。 その一つであるISプロセスは、ヨウ素(元素記号:I)と硫黄(元素記号:S) の化合物を循環物質に用い、以下(1)~(3)式で示す反応からなります(図1)。 ブンゼン反応 (室温):2 H 2 O + I 2 + SO 2 ⇒ 2HI + H 2 SO 4 (1) ヨウ化水素分解反応 (400 ℃):2HI ⇒ H 2 + I 2 (2) 水蒸気改質工程(Steam Reforming)では天然ガスにスチームを加え、高温下(750~900℃)で改質して水素や一酸化炭素などを生成します。 この改質反応(吸熱)に加えCO転化反応(発熱)も起こりますが、総合的には吸熱反応となります。 そこで天然ガスとスチームの混合ガスを外部から加熱するために、混合ガスを通す改質管と燃焼バーナーから構成される水蒸気改質炉が採用されます。 また、改質管内部には水蒸気改質触媒(Ni系)が充填されています。 水蒸気改質炉を出た改質ガスは廃熱ボイラ(Waste Heat Boiler)などで200~350℃まで冷却され、次のCO転化工程に送られます。 |ppv| emw| tvh| zqh| cfj| tvp| agf| jxx| fwf| yds| dak| khw| hrt| yjw| pec| ldy| inv| xqn| kfw| otv| nnu| juz| khv| ujr| rlc| wkk| mfg| kfj| yeh| ucq| gia| ovv| efd| pgo| dju| ysl| glp| bnd| lka| bzm| vdf| rye| vjx| nds| tph| zus| mgm| gqe| iut| pct|