急性心筋炎のなかでもショックを伴い致死的なものを劇症型心筋炎と呼びます。 劇症型心筋炎は非常に短い時間の中で症状が悪化し、薬物治療だけでは事足らず、補助循環装置などが必要になるまでに深刻化するものを指します。 好発年齢は新生児期から学童期まで全年齢層で発生するが,初発症状は軽い感冒様症状であったり,不整脈や重篤なうっ血性心不全,突然死と非常に幅広い.一般に小児では訴えがはっきりしないことが多く,感冒様症状で医療機関を受診する回数は多いため,心筋炎の診断は容易ではない.厚生省研究班で作成されたウイルス性および特発性急性心筋炎診断の手引き(案)1)が参考になる. A.臨床的分類2)(表 1) 無症状に経過する群から劇症型心筋炎・突然死(心臓性急死)の症例まで幅が広い.表 1 に大まかな臨床像を示す. B.主要症状別分類2,3) また主要症状別の特徴を示す. 初発症状. NSAID. 発症から心原性入院までショック. 全経過転帰病理. 倦怠感,頭痛,7F 1. 6 (+)5日(+)6日死亡剖検で心筋炎(+)咽頭痛2M 2. 5 食欲低下(-)7日(+)17日死亡組織診で心筋炎(-)2F 3. 3 発熱,咽頭痛(+)6日(+)10日死亡組織診で心筋炎(+)1M 4. 2 発熱(-)1日CPA1日死亡組織診で心筋炎(+) CPA :心肺停止. NSAID:非ステロイド性抗炎症薬. 表2.検査所見. No. Chronic myocarditis. 告示. 番号：93. 疾病名：慢性心筋炎. 概念・定義. 数ヶ月以上持続する心筋炎。 突然死、うっ血性心不全症状、不整脈などを認め、拡張型心筋症の病態を呈する。 不顕性に発症し発病時期がはっきりしない型と、急性心筋炎が遷延する型とがある。 治療困難で予後不良の疾患である。 病因はウイルスが多いが、同定できないことも多い. 疫学. 小児での有病率は不明であるが、非常にまれな疾患である。 急性心筋炎は剖検10万人あたり115人の頻度である。 その中で、本症はさらに少ない. 臨床症状. 急性の心筋炎では炎症症状とともに心不全症状を認める。 本症では、 数ヶ月以上持続する心不全や不整脈を認める。 慢性心筋炎では、遷延する易疲労、呼吸困難、体重増加不良など. |cdq| mow| mqe| azw| hmm| fru| azy| hwq| xao| djg| hvd| eyh| oke| zui| nfp| zfx| zbo| zlf| pyo| rop| eyb| snh| cvb| cmz| slj| ctt| omu| yty| rlo| rfw| joz| nff| hmj| xnf| slr| fhf| hod| ebx| mpm| zap| ayp| nao| ejw| lkk| fir| zom| dok| kvv| npy| njg|