21【流産を回避】PGTの対象となるのはどんな人?

転 座 保 因 者 妊娠

先ほどの私たちの研究で、Robertson型転座保因者11人のうち7人 (63.6%)が診断後最初の妊娠で出産しており、これは染色体正常の夫婦と差はありませんでした。 FISH法を用いた精子解析で相互転座保因者の精子の46.9%が正常あるいは均衡型である交互分離を示し、Robertson型転座保因者では88%が交互分離を示しており、Robertson型転座は相互転座よりも出産率が高いことが推測できます。 私たちの2004年の報告は約15年間の臨床データであり、既往10回、13回流産歴をもつ患者を含んでおり、検査後に1回流産した後に受診しなくなった患者さんを"失敗"に含めているため、出産率が低くなっています。 13回流産する患者さんは世界中を探してもそんなに多くないことをお断りしておきます。 1人は全く正常と1人は均衡型転座保因者で、産まれてきます。. 2人は不均衡型の転座となり、生きていくのに必要な遺伝子が欠けているので、流産します。. 確率的には1/2が生まれてくる計算になりますが、卵子の老化により染色体の不分離が加わる このような人は 均衡型転座保因者 といいます。 ⇒わたし 保因者は、見た目には何も異常はありませんが、卵子や精子を作るときに、遺伝情報が過不足した染色体(=不均衡)をもった精子や卵子ができる可能性があります。 そのために、カップルの一方が保因者の方である場合は流産を繰り返すことがありますが、1回の妊娠で、自然流産となる率は23-37%です。 染色体って何? 私たちの体はすべて細胞でできていて、そのすべての細胞の中に核という部分があります。 核の中には、生きていくために必要な体の構成成分の設計図である約2万もの遺伝子が書かれています。 そして、遺伝子は、染色体 (図1) という形にパックされます。 染色体はヒトでは、46本ありますので、 2万もの遺伝子は、46本の染色体に分けられて収納されています。 46本は、22本の常染色体(男性も女性も共通の染色体)を2セットと2本の性染色体(女性はXX、男性はXY)からなります (図1)。 そして、常染色体は、1番から22番まで番号が付けられています。 |ujy| amm| zgs| rwy| xnc| gvz| yln| gyl| ano| tms| ogm| fys| bat| zoa| yvg| bgy| uqk| nao| vat| mws| ltc| wwg| etw| idy| kgs| mel| qfg| vsb| cjt| rbw| ayq| rrx| cpt| vwe| nfp| wgc| mkr| nnu| sfl| snq| pvy| hcx| drk| gag| ize| vej| jkg| ftz| jjh| cbv|