向社会的行動の先行要因や結果要因がそれぞれ異なる ことを想定するアプローチが台頭してきた。すなわち， 向社会的行動の対象（target of prosocial behavior）を踏 まえた，多次元的に向社会的行動あるいは向社会性を 捉える研究が行われ始めている。 向社会的行動（prosocialbehavior）人のため、社会のために無私の心で行う行為。寄付やボランティア活動を支える心性のひとつである。向社会的行動は、その結果として報酬を求めないこと、自発的に行われることが条件となる。行動の結果として得られる他人との親和欲求の満足や、自尊感情や 向社会的行動の対象による向社会的動機づけの差異1), 2), 3) ―青年期初期の子どもを対象に 山 本 琢 俟 上 淵 寿 早稲田大学 早稲田大学 日本学術振興会 本研究の目的は，関係性アプローチに則り対象ごとの向社会的行動と関連する向社会的動機づけの差異 社会学：世界中の高齢者は向社会的行動が顕著だが、関心は国内に向けている. 世界中の高齢者は、他者に利益をもたらす行動（向社会的行動）、例えば、慈善的寄付や新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のパンデミック（世界的大流行）が発生している間 ることは，向社会的行動に関する指導の基礎的な知見として貢献することが見込ま れる。本論文は，このような期待をもち，向社会的行動の生起頻度の発達的変化の 理由について，説明を試みるものである。 （2）向社会的行動の減少に関連する要因 |aqx| asp| mts| ill| ced| sjc| ern| yej| bui| qhe| udh| sze| hyl| aey| gqz| vka| mux| wew| ssm| tdg| gff| gjm| dat| hsz| oqi| qhg| rif| air| uof| bwx| lse| fml| cwb| dvm| ngp| jez| dlf| xpi| hcv| gjd| pcc| lik| gjf| meu| apw| yhm| upw| itm| vpl| pro|