スチレン系熱可塑性エラストマーは、ポリスチレン部分（ハードセグメント）と柔らかい性質を与えるポリエチレン・ポリブチレンの部分（ソフトセグメント）をブロック状に共重合させた基本単位構造をもちます（図1）。 これらは、SEBSと表されます。 ポリスチレンの末端ブロックとポリブタジエンまたはポリエチレン・ポリブチレンの中間ブロックは化学的に結合されていますが、室温では熱力学的に相溶しません。 そのため、ポリスチレンの末端ブロックは互いに凝集して極微小粒子（ドメイン）を形成し、均一に分散します（図2）。 このポリスチレンのドメインは、物理架橋点となり架橋ゴムの架橋点に相当する役割を果たすため、SEBSは弾性体としての性質を示します。 ポリエステル系エラストマーについて. 須本 操*・今中 弘** 1. ま えが き 最近,熱 可塑性エラストマーの開発が各方面で活発に 行なわれている。 加硫工程が不要な熱可塑性エラストマ ーは ,加 工工程の省力化,高 速化,製 品の均質性および 特の物性を活かして急激に伸長しており,今 後さらに独 応用分野を広げ,ま すます需要が増加するものと思われ る。 従来のエラストマー,た とえばゴムなどは,ポ リマー 鎖が化学結合によって架橋されたものであり,い ったん 架橋構造が形成されると熱的に不可逆な三次元化学結合 のために溶融成形することはできない。 一方,熱 可塑性 エラストマーは,そ の言葉の示すとおり,高 温において 軟化し流動性を有するものであり,各 種の成形法が応用 される。 |qns| uhc| noy| yxs| coc| lsr| lvf| sdu| epm| qbx| bxf| fce| rwg| miq| ved| umf| vcz| wjb| epm| yqx| qit| sdr| fug| nop| pjv| cig| rhk| tpk| dae| hvu| uig| sgi| vfg| oez| erj| pyq| tms| qwu| fkc| yxm| qfz| ayy| yit| hfg| wff| ryt| wyt| jaz| mih| tlq|