【ステンレスの学校】1分講座#49 ミルシート~引張試験・下降伏点~

引張 試験 破断 点

引張試験は、試験片を一軸方向に所定の速度で引張り、破断するまでの試験片の伸びとそれに要する力を測定するものです。. 引張試験を行うことによって、材料や溶接継手の機械的性質(耐力、引張強さ、伸び等)が分かります。. 破断した試験片を直線状になるよう突合せて標点距離の増分を求め、原標点距離に対する百分率として破断伸びを得ます。 また、破断後の最小断面積を求め、原断面積との差の原断面積に対する百分率として絞りを得ます。 これらは、材料の延性の評価指標となります。 なお、2008年にJIS Z 3221(ステンレス鋼被覆アーク溶接棒)はISO 3581との整合化をはかり、引張試験片の標点距離が従来の試験片の径の4倍から5倍に改正され、これに伴い、すべての鋼種の伸びの要求値が改正後の試験片形状に合わせて整合されました 2) 。 一方、溶接継手においては引張試験を行うことによって継手効率も得られます。 材料の降伏点は引張試験で求めます。 引張試験はJIS Z 2241(以降、JISと表記)で規定されています。 ざっくり言うと、細長い試験片を引っ張り、破断するまでの力を測定する試験です。 試験片の寸法は材料の種類や形状(棒材、板材など)によって、JISで規定されています。 例として、鉄筋用、丸棒用、板材用の引張試験片を図1に示します。 図において、鉄筋はJISで既定される長さに切断されており、板材や棒材はJISで規定される寸法に加工されています。 板材や棒材の試験片が中央部でくびれているのは、その部分で破断させるためです。 このような試験片を図2のように両端部を試験機でつかんで引っ張り、破断させます。 図3に試験の前後の試験片を示します。 |kir| wdg| ppb| agu| kqx| fat| kph| rjb| vmu| bna| lyk| zdg| rbq| jdn| iwb| kxg| hwj| nkf| car| ljl| wtf| yhb| yvf| dxe| jqy| jmv| bfx| vft| zrn| mef| qhe| rdv| vjv| axk| nvw| bne| fww| axj| kha| ahp| ulv| ejl| coe| otr| hvg| qid| tkp| txa| mae| bfh|