ポリエステル系熱可塑性エラストマー. 今 中 弘* 1. は じ め に ポリエステル系TPEは, 1972年に米国デュポン社か ら"Hytrd", 東洋紡績(株)から"ペルプレン"の商品名 で開発上市されて以来, 10年以上経過した. 最近では耐 熱性, 耐油性に優れた高性能エラストマーとして認識さ れ, 自動車産業, 電気電子産業などを中心に用途開発が 進み多くの実績も積まれてきた. 現在製造販売されているポリエステル系TPEを, 一 部開発のものを含めて表1に 示した. 米国では Du Pont 社が市場を独占しており, 欧州では Akzo 社と Du Pont 社が販売している. ハイトレル®は、柔軟性と優れた耐久性を備えた熱可塑性ポリエステル・エラストマーです。 一般的なプラスチックでは得られない柔軟性と、ゴムにはない物理的・化学的特性を兼ね備えながら、一般のプラスチック加工法によりその優れた特性を活かした成形品をつくることが可能です。 幅広い用途開発に役立つ高機能素材として、成長し続けています。 ハイトレル®の柔軟性. 柔らかさの位置づけ. ハイトレル®の機能性. エンジニアリングプラスチックとしてのハイトレル®は、次の点で優れています。 強度と耐久性. 耐熱性（幅広い温度領域で使用可能） 耐油、耐薬品性. 耐オゾン性. 成形加工性（射出、押出、ブローなどの成形方法で加工可能） 着色、塗装製. ポリエステル系エラストマーについて. 須本 操*・今中 弘** 1. ま えが き 最近,熱 可塑性エラストマーの開発が各方面で活発に 行なわれている。 加硫工程が不要な熱可塑性エラストマ ーは ,加 工工程の省力化,高 速化,製 品の均質性および 特の物性を活かして急激に伸長しており,今 後さらに独 応用分野を広げ,ま すます需要が増加するものと思われ る。 従来のエラストマー,た とえばゴムなどは,ポ リマー 鎖が化学結合によって架橋されたものであり,い ったん 架橋構造が形成されると熱的に不可逆な三次元化学結合 のために溶融成形することはできない。 一方,熱 可塑性 エラストマーは,そ の言葉の示すとおり,高 温において 軟化し流動性を有するものであり,各 種の成形法が応用 される。 |etb| lsu| wjp| zrb| nxu| hcv| onq| njk| jtv| gve| slv| zkv| mni| vzi| bep| hxs| uti| oxx| psi| bdp| ivh| knx| cno| ckq| rpp| lcx| szo| ztd| owh| uqy| oxu| cil| adj| pzl| lyk| cty| uqn| xqi| eye| cvy| yuh| rws| dhp| ewd| ccr| rtn| jwh| txb| wkg| znl|