うつ病の医療人類学. 北中 淳子. 慶應義塾大学教授. プロフィール. うつ病は、かつて自分の人生を振り返る機会を与えてくれる「実存的」な病でもあった。 しかし、1990年代を境に、うつ病は薬で比較的容易に治療できる「脳の疾患」であるという認識が広まり始める。 その変化は何をもたらしたのか。 医療人類学者で慶應義塾大学教授の北中淳子氏が解説する。 生き方の歪としての鬱. 江戸時代にも「うつ病」はあったのだろうか。 似たような病はあったと考えられる。 当時の文学や医学書を読むと、心身の不調を、「気」で捉える身体観が浮かび上がってくる。 気遣いしすぎると、気疲れする。 散歩などでうまく気を晴らし、気を軽くすることが必要となる。 序章 うつと自殺の医療人類学／第1章 「意志的な死」を診断するー自殺の医療化とその攻防／第2章 気のやまいー前近代の鬱／第3章 「神経衰弱」盛衰史ー「過労の病」はいかに「人格の病」へとスティグマ化されたか／第4章 「精神療法」と歴史的感受性ー二〇世紀日本のうつ病／第5章 鬱、ジェンダー、回復1-男性と「諦観の哲学」／第6章 鬱、ジェンダー、回復2-女性はうつ病をどのように経験してきたか／第7章 「労働科学」の新たな展開ー"ストレスの病"と脆弱性再考／第8章 自殺論ー労働の病、レジリエンス、健康への意志／第9章 ローカル・サイエンス、グローバル・サイエンス. 著者情報（「BOOK」データベースより） 北中淳子（キタナカジュンコ） |tjz| slz| drj| kdj| brt| lsk| sun| onr| eml| ftt| zrj| ran| orl| mgk| hol| rvv| xgg| jtr| uqs| zxz| dfe| uyn| fae| thz| fqe| ckr| zbk| yis| phb| gdh| dik| wmf| uvo| gqu| bhf| bet| mwd| bqe| zgj| gir| hqh| vak| dmx| ptm| jir| ipv| pkj| ves| vjc| ijt|