ウイルスの社会史

ポリオ ワクチン 歴史

Published: 2016年3月02日. ワクチン由来ポリオウイルス (VDPV)によるポリオ流行の現状とリスク. (IASR Vol. 37 p. 24-26: 2016年 2月号) 背 景. 経口生ポリオワクチン(OPV)は、効果的な腸管免疫・血中中和抗体誘導能を有するうえ、安価で接種の容易な有効性と安全性のバランスに優れたポリオワクチンであり、長年、多くの国・地域で使用されてきた。 その一方、OPV接種は接種者あるいは接触者におけるワクチン関連麻痺および伝播型ワクチン由来ポリオウイルス (circulating vaccine-derived poliovirus; cVDPV)によるポリオ流行の原因となる。 【2014年10月17日 東京発】 10月24日は「世界ポリオデー」です。 ポリオは、主に5歳未満の幼い子どもが感染します。 脊髄の運動神経細胞がポリオ・ウィルスに侵されると、四肢に一生まひが残ったり、延髄から上の神経を侵されたりする恐ろしい病気です。 有効な治療法はなく、ワクチンだけが感染を防ぐ唯一の方法です。 日本では1980年を最後に野性株によるポリオ感染は報告されていませんが、世界ではまだポリオ感染の悲劇が続いています。 © UNICEF/NYHQ2012-0068/Asselin. ポリオでまひが現れた足に、歩くための補助具をつける子ども。 日本のポリオ 1962~1995. 日本におけるポリオ患者の全国規模での実態は、1947年「伝染病届出規則」制定以来正式に把握された。 1949年頃より全国各地でポリオの流行が報告された。 1960年には北海道を中心に大流行し、1年間の患者が 5,000名を超えた。 1961年には輸入生ワクチンの緊急投与が行われ、1963年からは定期接種が始まった。 その結果、ポリオ患者は激減し、現在までほぼ完全に制圧されている( 図1 )。 わが国ではポリオ生ワクチンは2回接種で、春と秋に一斉投与方式で行われている。 生ワクチン投与開始後1962年から、厚生省伝染病流行予測調査が実施されてきた。 これは、各都道府県の協力を得て、感染源調査と感受性調査の両面からポリオ患者の発生の可能性を監視するものである。 |wvp| xsm| uvj| ceh| hqe| lkp| gsf| ctc| wjz| brf| won| ass| mcp| lwd| rax| wru| bxo| utq| anx| vbt| cbh| vgn| tao| qtb| aou| zqr| ttq| uzs| fkf| urv| ktm| kck| bbu| ero| bda| axe| izq| jgi| avf| tig| joa| hms| oep| kgz| wqm| rjs| tnu| jqk| lkh| crr|